鍵となるか?これからの国内機関投資家の動向

2016.1.19
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From:中野英

都内の自宅より、、、

年明け以降、下げも下げたり、
本当によく下げます(笑)

《中東諸国の売り》だとか、英銀バークレイズの
『日本を含むアジア太平洋地域の現物株事業の大半から撤退』報道だとか、、、

次から次へと現れる・・・

※ 売らなければならない投資家

アベノミクスがもてはやされた時代は
過ぎ去り、既に日本株は・・・

※ 世界の景気敏感株

・・・日本株への熱狂は冷め、
単なる《換金売りの対象》と成り下がっています。

まぁ、そもそも・・・

※ お札をばら撒く

※ 株を買う

※ 借金をして、公共事業を行う

・・・この数年、この程度のことしかしていないのに、
『日本の将来に強気になっていた』こと自体が笑止千万。

既に『機を逸した』感もありますが、この株価下落が・・・

※ 日本人が目を覚ます

・・・そんなきっかけになればと思ってなりません。

今日は、(勝手につけた)俗称《日本防衛軍》こと・・・

※ 公的資金

・・・その動向について、書きたいと思います。

アベノミクスの《頼みの綱》とも言える『円安・株高』を
支える公的資金ですが、ここに来て、その国内勢の動きが目立ってきています。

為替市場においても、《117円割れ》は
看過できないということなのか、昨日は朝方から
国内勢の買いが観測され、《117円超え》まで押し上げる動きが見られました。

株式市場でも、先週の《17000円割れ》水準から急速に切り返した日に
『公的資金の買い』が観測され、やはり昨日も買いが見られました。

上記の動きから、《日本(政府)の防衛ライン》が見えたような気がします。

※ ドル円の《117円割れ》水準

※ 日経平均株価の《17000円割れ》水準

日本の金融機関も『国の意向が何らかの形で影響しているのでは?』と
考えている自分にとっては、《公的資金》という存在の大きさは計り知れないのですが(´・ω・`)

とにかく、中国と合わせて日本が・・・

※ 世界2大《株価操作大国》である

・・・株式投資に身を投じるには、
そのことを意識して、向き合わなければなりません。

さて、防衛できるかどうかは別として、
日本側の《防衛ライン》は見えたとして・・・

では、上値はどうなのか?

上値を買っていく投資家は、そのほとんどが
《外国人投資家》と考えてよいかと思われますが(´・ω・`)

その外国人投資家・・・

★ 2013年の10兆円以上の買い越し以降、
実質的には《アベノミクス》を期待しての買いは入れていません

2014年は《日銀追加緩和》をきっかけに
買戻しを迫られ、結果として年間で『少々買い越し』。

2015年は《ECB金融緩和》によって溢れたヨーロッパマネーが
日本にも流入しただけで、結果として年間で《少々売り越し》。

つまり、その《金融緩和》がなければ、2014年・2015年は・・・

※ 下落していた可能性が高い

・・・既に《2013年》を以て、《アベノミクス》に
期待して株を購入する動きは終わっていたように思います。

今再び、《追加緩和》の有無が頻繁に話題に上っています。

その《金融緩和》も余地は限られると見られ、
消費増税が控えていることもあり、非常に厳しい環境にありそうです。

この2年、《公的資金による買い支え》と
《金融緩和》だけで株価を維持してきたと言っても良い日本株。

日本株の《真の実力》は、果してどの程度のものなのでしょうか?

結果がどうであれ、一日も早く株式市場が
《日本の実体》を写すことを願っています。

中野英

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