From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
今年の大発会は、
大きめの下げで始まりました。
例年、日本は年末年始は
相場まで長い休みに入るため、
久しぶりの再開では
大きな変化をしやすいのです。
これは、年末年始だけではなく、
5月のGWにも同じことがいえます。
ところで、大発会ですが、
587円安でした。
いかにも
大きな下げであったかのように
報道されましたが、それは錯覚です。
昔の600円と、いまの600円を
同じように考えているからです。
いまは、4万円に対しての
600円の下げです。
1.5%の下落ですね。
以前は、たとえば
NK225が2万円に対しての
下げでした。
仮に2万円だったとして、に対して、
今年の大発会と
同じ比率で下がった場合、
1.5%ですから
300円安に相当します。
もし、1万円であったなら、
150円です。
たかだか1.5%の下げの、
なにが大きな下げというのか
と思います。
我々自身が、1万円ではなく、
4万円という相場に
慣れてゆく必要があるでしょう。
そう思いながら、
1万円だったころの
相場を見てみました。
2009年あたりは、
1万円を切っていました。
今から16年前です。
ついでなので、
日欧米の指数の歩みを16年分、
プロットしてみたら。。。。
驚くべきことがわかります。
まずはみてください。
NK225も、NYdowも、
説明はいらないですね。
DACはドイツの指数で、
欧州代表です。
なんと、16年間、
日欧米の株価指数は、
ソックリな歩みだったんです。
山も、何も、
おおざっぱに言って、
同じような動きです。
そして、伸び方もそっくり。
16年間で、
みな4倍以上の株価になりました。
日本株は、
NYdowには負けますが、
DAXにはアウトパフォームしています。
2020年に大きな下落があることに
気が付きますが、
これは、もちろん、
コロナウィルスで
経済が止まったせいですね。
その下落さえも乗り越え、
今に至っています。
でも、もし、
この下落時に買っておけば、
大変に良い投資ができたことになりますね。
下落はいつ起こるか
わからないのだけれども、
下落を恐れるのではなく、
ひとつの買いチャンスと
捉えることができればいいんです。
それは、また、
別の機会にお伝えしようと思います。
奥村尚
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。