大発会の大下げは錯覚です

2025.1.8
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

今年の大発会は、
大きめの下げで始まりました。

例年、日本は年末年始は
相場まで長い休みに入るため、

久しぶりの再開では
大きな変化をしやすいのです。

これは、年末年始だけではなく、
5月のGWにも同じことがいえます。

ところで、大発会ですが、
587円安でした。

いかにも
大きな下げであったかのように
報道されましたが、それは錯覚です。

昔の600円と、いまの600円を
同じように考えているからです。

いまは、4万円に対しての
600円の下げです。

1.5%の下落ですね。

以前は、たとえば
NK225が2万円に対しての
下げでした。

仮に2万円だったとして、に対して、
今年の大発会と
同じ比率で下がった場合、

1.5%ですから
300円安に相当します。

もし、1万円であったなら、
150円です。

たかだか1.5%の下げの、
なにが大きな下げというのか
と思います。

我々自身が、1万円ではなく、
4万円という相場に
慣れてゆく必要があるでしょう。

そう思いながら、
1万円だったころの
相場を見てみました。

2009年あたりは、
1万円を切っていました。

今から16年前です。

ついでなので、
日欧米の指数の歩みを16年分、
プロットしてみたら。。。。

驚くべきことがわかります。

まずはみてください。

NK225も、NYdowも、
説明はいらないですね。

DACはドイツの指数で、
欧州代表です。

なんと、16年間、
日欧米の株価指数は、
ソックリな歩みだったんです。

山も、何も、
おおざっぱに言って、
同じような動きです。

そして、伸び方もそっくり。

16年間で、
みな4倍以上の株価になりました。

日本株は、
NYdowには負けますが、
DAXにはアウトパフォームしています。

2020年に大きな下落があることに
気が付きますが、

これは、もちろん、
コロナウィルスで
経済が止まったせいですね。

その下落さえも乗り越え、
今に至っています。

でも、もし、
この下落時に買っておけば、
大変に良い投資ができたことになりますね。

下落はいつ起こるか
わからないのだけれども、

下落を恐れるのではなく、
ひとつの買いチャンスと
捉えることができればいいんです。

それは、また、
別の機会にお伝えしようと思います。

 

奥村尚

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