From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
テンバガーの話を何度かしましたが、
現実的で成功率の高い方法を
思いついたのでその話をします。
株式は毎日
刻一刻と変化しますね。
昨日の引け値に対して、
どの程度動いているのでしょう。
翌日の安値、高値は
事前にはわかりませんが、
統計を取ることで
目安が明確になります。
2001年以降2023年5月13日までの
相場で計測するとこうなります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
a前営業日の引け値に対して、
当日の高値がどこまでいくか
b営業日の引け値に対して、
当日の安値がどこまでいくか
c営業日の引け値に対して、
当日の終値がどこまでいくか
a= 0.02%
b=-0.65%
c= 0.68%
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
この数字を読み取ると、
平均的に一日の値幅は、
「-0.65%から0.68%」までの範囲ですね。
つまり前日の終値に対して、
翌日の安値は平均的に-0.65%下がり、
高値は平均的に
0.68%上がるというわけです。
日経平均29000円とすると、
ーーーーーー
-187円
+196円
ーーーーーー
ですね。
一日でこれだけ(1.33%)の値幅が
動く日を計測すると、
5470営業日のうち、
2016日ありました。
確率は36.8%です。
言い換えると確率36.8%で、
一日でこの値幅の利益が
得られることになります。
仮に、売買手数料がない
トレードと仮定すると、
一日 1.33%の利益が得られますから、
年間を通してこのトレードを行うと、
計算上『(1.0133)^256*36.8% =10.8%/Y』
のリターンが得られます。
当然失敗して損を被る
可能性も考慮する必要がありますね。
すこし難しいので計算は避けますが、
標準偏差を考慮すると、
仮に当日この取引が失敗したとしても、
翌日以降3日以内に
約定する可能性は極めて高いのです。
『単純化して失敗しない』
としましょう。
手数料はゼロの会社があります。
税金の問題は残りますが、
単純化してゼロとします。
年間10.8%のリターンが
無リスクで得られるのですから、
これを6、7年(7年弱)続けると倍になります。
3倍の期間はちょうど20年ですので、
これを20年続けると『2^3=8倍』
になります。
元本 250万円は、
20年で2000万円になるわけです。
地道ですが、
きわめて成功確率の高い方法です。
実はこのくらいのリターンは、
昭和の金利が高い時代に
国債などを運用すると
実際に得られていたリターンなんです。
この売買は自動化もできますので、
手離れが良いトレードになるでしょう。
奥村尚
━━━━━━━━
『奥村尚の金融リテラシー向上委員会』
奥村尚が分析する最新の相場情報を
月1回の放送でお届けする裏番組
全個人投資家、購読必須です。
視聴会員登録はこちら:
https://trade-labo.jp/tl/ifl_2022_b/
━━━━━━━━
・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。