テンバガーへの挑戦~相場の変動を確率でとらえる~

2023.5.17
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

テンバガーの話を何度かしましたが、
現実的で成功率の高い方法を
思いついたのでその話をします。

株式は毎日
刻一刻と変化しますね。

昨日の引け値に対して、
どの程度動いているのでしょう。

翌日の安値、高値は
事前にはわかりませんが、

統計を取ることで
目安が明確になります。

2001年以降2023年5月13日までの
相場で計測するとこうなります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
a前営業日の引け値に対して、
当日の高値がどこまでいくか

b営業日の引け値に対して、
当日の安値がどこまでいくか

c営業日の引け値に対して、
当日の終値がどこまでいくか

a= 0.02%
b=-0.65%
c= 0.68%
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

この数字を読み取ると、
平均的に一日の値幅は、
「-0.65%から0.68%」までの範囲ですね。

つまり前日の終値に対して、
翌日の安値は平均的に-0.65%下がり、

高値は平均的に
0.68%上がるというわけです。

日経平均29000円とすると、
ーーーーーー
-187円
+196円
ーーーーーー
ですね。

一日でこれだけ(1.33%)の値幅が
動く日を計測すると、

5470営業日のうち、
2016日ありました。
確率は36.8%です。

言い換えると確率36.8%で、
一日でこの値幅の利益が
得られることになります。

仮に、売買手数料がない
トレードと仮定すると、

一日 1.33%の利益が得られますから、
年間を通してこのトレードを行うと、

計算上『(1.0133)^256*36.8% =10.8%/Y』
のリターンが得られます。

当然失敗して損を被る
可能性も考慮する必要がありますね。

すこし難しいので計算は避けますが、
標準偏差を考慮すると、

仮に当日この取引が失敗したとしても、
翌日以降3日以内に
約定する可能性は極めて高いのです。

単純化して失敗しない
としましょう。
手数料はゼロの会社があります。

税金の問題は残りますが、
単純化してゼロとします。

年間10.8%のリターンが
無リスクで得られるのですから、
これを6、7年(7年弱)続けると倍になります。

3倍の期間はちょうど20年ですので、
これを20年続けると『2^3=8倍』
になります。

元本 250万円は、
20年で2000万円になるわけです。

地道ですが、
きわめて成功確率の高い方法です。

実はこのくらいのリターンは、
昭和の金利が高い時代に

国債などを運用すると
実際に得られていたリターンなんです。

この売買は自動化もできますので、
手離れが良いトレードになるでしょう。

奥村尚

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