日本市場に追い風の予感

2018.12.5
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From:奥村尚
パナマ海峡の船上より、、、

おはようございます。

まだ、出張が続いています。

今私は、丁度パナマ海峡を大西洋から
太平洋側に通過してきました。

船は超ゆっくり進むので、
通過するだけで
丸1日以上かかります。

その間ずっと船の中なので、
食事にも飽きてきました。

暇なので通行コストを計算してみると、
客船は一般荷扱いで、従量課金と排水課金を合わせると
1トンにつき9ドル程度かかるそうです。

運河を通過するだけで1億円かかる計算になります。

年間1万3千の船が通過するので、
一日平均35隻の船が通過します。

渋滞しているんですね。

さて、余談はこの辺にして、

今回は、エコノミスト的な観点から
発言してみようと思います。

先日G20が終わり、
米中首脳が食事をしながら会談しました。

会談の内容は、
「中国からの2千億ドル分の輸入に対して
関税を引き上げることを、90日猶予する」

という成果だけです。

何かが具体的に解決したわけではありません。

しかし、大統領がそもそも会談をキャンセルする
可能性を示唆していたので、実現できただけでも、
まずまずですね。

(実際、米ロ首脳会談はキャンセルされています)

ましてや良い結論が出てよかった、
という市場の期待反応が出ているわけです。

貿易赤字の解消に関して、
中国はすんなり米国に対して大きな譲歩をし、
事前情報の予想通りとなりました。

米国では、FRB議長による
金融引き締め発言があったことで、
既に米国市場はその期待から先週大きく上昇をしていました。

偶然だとは思いますがFRBと同じ頃に、
中国では人民銀行が金融引き締めをやめ、
緩和に向かう政策に大転換する方針を打ち出しています。

こうした、いろいろな要素が
株式市場にはポジティブに伝わり、
投資心理面での改善に繋がったと言えるでしょう。

米国ではクリスマス消費が、
中国では旧正月消費が
控えていますから、

これは景気の大きな後押しであり、
時期もよかったのです。

日本市場も調子が出てきたように思います。

新天皇即位のお祝いムードは、
改元需要を伴うでしょう。

さらに、東京オリンピックに続き、
大阪万博という一大イベントが続くことも決定しました。

これは、北京オリンピックから
上海万博に続いた中国のイメージと重なります。

なんといっても、企業業績は昨年度の
戦後最高を更新する事は決定的で、
来年度もポジティブなのです。

日本は業績良し、センチメント良し、
相場の見通し良し、となりつつあります。

しかし、日経平均のPERはまだ12.66倍
(12月3日前場終了時点)

絶望的な心理であった2011年大震災時でも
PERは13倍ありました。

民主党政権末期の2011年秋でも
今のPERより良かったことを考えると、
まだまだ、上昇する余地は大きいと考えられます。

今後の日本市場の動きに注目です。

では、また次回。

奥村尚

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奥村尚
奥村尚
・ジャパンインベストメントスクール講師 ・マーケット アナリスト ・マーケットの魔術師 20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。 1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。 2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。 2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。 2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。 2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。 趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。

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