From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
この時期のバブルは、
大統領選と非常に
密接な話であったのは
前回お伝えしました。
もう8年前のことですが、
あっという間に記憶から
消えてしまう事実は、
時々思い起こすのも必要です。
今年も大統領選の年ですね。
4年に1回しか
来ない年でもありますが、
相場は同じようなことを
繰り返すことが大変多いのです。
歴史は繰り返す、
忘れたころにまたやってくる。
2016年に
大統領選挙を終えた米国は、
2017年になっても
しばらくは堅調でした。
米国では、
大統領選を11月に終え、
翌年に新大統領が就任します。
特に政権交代後、
最初の100日をハネムーンと呼び、
その期間は相場も
伸びることが多いのです。
別に1ヶ月でも、
半年でも良いはずですが、
第32代ルーズベルト大統領が
初めて大統領になった時、
ラジオ演説で最初の100日を見てほしい、
といったのが、
このハネムーンの起源のようです。
戦前の話ですが。
就任前から、2016年の選挙終了後、
からトランプラリーはスタートしていますし、
その翌年も米株は順調に大きく伸びました。
日本株と合わせて
みておきましょう。
日米ともに、
すさまじく上昇していますね。
世界同時景気回復の兆候が出てきて、
米国が8月末に法人税減税と税制改革を
推し進めた成果と関係があります。
世界的にも、景気敏感株、
特にITと半導体のセクターが
上昇をけん引しています。
たとえばアップル、フェイスブックは
50%越の上昇、マイクロソフト、グーグルも
37%越の上昇を果たしています。
日経平均に関しては、
3-4月にがくんと落ちた後、
5月初めには戻し、
夏の間もみ合ったのち、
9月から一気に上昇を始めています。
この年は、4月までは
欧州で選挙を控えた
不透明感のムードが
相場を支配していた理由も
あったと思います。
しかし、世界経済の回復は
数字的にも明らかに
なってきた夏以降に、
目に見えて相場が変化した、
ということになります。
この時期は、
アベノミクスの成果も出てきて、
業績が上昇、
景気も上がってきたことと
無関係ではありません。
こうした動きは、チャート分析では
予想できないものだったはずです。
なにしろ、日経平均は、
26年ぶりの高値を
抜いたわけですから。
奥村尚
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。