2016年-2018年のバブル③

2024.6.19
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

この時期のバブルは、

大統領選と非常に
密接な話であったのは
前回お伝えしました。

もう8年前のことですが、
あっという間に記憶から
消えてしまう事実は、

時々思い起こすのも必要です。

今年も大統領選の年ですね。

4年に1回しか
来ない年でもありますが、

相場は同じようなことを
繰り返すことが大変多いのです。

歴史は繰り返す、
忘れたころにまたやってくる。

2016年に
大統領選挙を終えた米国は、

2017年になっても
しばらくは堅調でした。

米国では、
大統領選を11月に終え、
翌年に新大統領が就任します。

特に政権交代後、
最初の100日をハネムーンと呼び、

その期間は相場も
伸びることが多いのです。

別に1ヶ月でも、
半年でも良いはずですが、

第32代ルーズベルト大統領が
初めて大統領になった時、
ラジオ演説で最初の100日を見てほしい

といったのが、
このハネムーンの起源のようです。
戦前の話ですが。

就任前から、2016年の選挙終了後、
からトランプラリーはスタートしていますし、
その翌年も米株は順調に大きく伸びました。

日本株と合わせて
みておきましょう。

日米ともに、
すさまじく上昇していますね。

世界同時景気回復の兆候が出てきて、
米国が8月末に法人税減税と税制改革を
推し進めた成果と関係があります。

世界的にも、景気敏感株、
特にITと半導体のセクターが
上昇をけん引しています。

たとえばアップル、フェイスブックは
50%越の上昇、マイクロソフト、グーグルも
37%越の上昇を果たしています。

日経平均に関しては、
3-4月にがくんと落ちた後、

5月初めには戻し、
夏の間もみ合ったのち、
9月から一気に上昇を始めています

この年は、4月までは
欧州で選挙を控えた
不透明感のムードが

相場を支配していた理由も
あったと思います。

しかし、世界経済の回復は
数字的にも明らかに
なってきた夏以降に、

目に見えて相場が変化した、
ということになります。

この時期は、
アベノミクスの成果も出てきて、

業績が上昇、
景気も上がってきたことと
無関係ではありません。

こうした動きは、チャート分析では
予想できないものだったはずです。

なにしろ、日経平均は、
26年ぶりの高値を
抜いたわけですから。

奥村尚

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