見えない国、日本へ・・

2015.10.20
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From:中野英
都内の自宅より、、、

今年は、一足早く秋が訪れたように、株式市場の方にも一足早く《秋の嵐》が訪れました。

これは、『恒例行事』と言っても良いくらいの出来事なので・・・

※ 『絶好の収益機会』

・・・ロングオンリーの投資家でなければ、来年からは、この時期に稼げるだけ稼いでください。

さて、その後《気候》の方は寒さを感じる日もありますが、爽やかな季節となっています。

それに対して相場の方は・・・

※ 薄商いの《木枯らし》相場

・・・『乾燥注意報発令中』と言ったところでしょうか(笑)

世界の株価と比較しても、パフォーマンスの悪さが際立ちます。

一言で言えば、『投資家の興味が薄れている』ということでしょう。

それを表すような、最近の業種別騰落率の動向を書いてみたいと思います。

日本経済を一言で表すとき、皆さんはどのような言葉が浮かびますか?

これは《日本の負の象徴》と言えるのですが、よく使われた言葉が・・・

※ 土建国家

・・・『建てるの大好き日本人』、借金大国になった要因の一つであります。

銀行に預けられて、『そのまま貸し出されずに眠ってしまった紙幣』を国が借りて使い、より多くの国民に通過が行き渡るようにした訳ですが。

『使い方』が下手だったことと、『私腹を肥やす』ために使われたことから、残ったものは・・・

※ 建物の残骸と、大量の借金だけ

・・・そこら辺りは(他にもありますが)、お隣の中国と似た者同士であります(´・ω・`)

その前提をお話ししておいて、株式市場の話題に戻りますと・・・

経済の良し悪しというものは、つまるところ・・・

※ 通貨の流通量が多いか少ないか

・・・《通貨》は、人間の《血液》みたいなものですね。

色々なものを生み出して、それが《通貨》を代価として行き渡れば、《物》と《通貨》が行き渡り、より多くの人が元気になる。

それが、日本の場合は、一部大企業が海外で稼いで持って帰ってきますが、日本国内の『通貨の流れ』は極めて悪い。

※ 『少子高齢化』『隅々まで通貨が行き渡るような仕組みがない』『そもそも欲しいと思うものがない』

とにかく、『通貨の流れの悪さ』=『血流の悪さ』は、日本の代名詞”(-“”-)”

そんな環境だからこそ、《新たな産業》や《新たな仕組み》が求められる訳です。

世界経済が変調をきたした時に、日本を支える底力となるような《新たなもの》が。

それを株式市場に当てはめてみると・・・

※ 海外株式市場が冴えない動きをしたときでも、強い動きをする銘柄・業種

・・・それを探ってみたら、最近は、ある業種がそれに当てはまることが分かりました。

それは・・・

※ 建設

・・・ある意味、国の援助を受けている業種です。

極端な書き方をしましたが、相場が悪い時に買われる企業こそ、真の力を持った企業と言えます。

それが、『国に守られた企業のみ』というのでは、あまりに寂しすぎます。

それを象徴するかのように、世界の株価を見渡してみると、10月以降の《日本株のパフォーマンスの悪さ》が際立っています。

《パフォーマンスが悪い市場》は《投資家にとっては魅力のない市場》ですから、売買代金の低調ぶりも目立ちます。

最近の値動きは、『上げない・下げない』ではなく・・・

※ 動かない

・・・という色彩を強く帯びています。

《日本株への興味の喪失》という流れの兆候という可能性もあります。

かつてのような・・・

※ 《ジャパン・パッシング》《ジャパン・ナッシング》

・・・なんてことにならないように。

※ 『相場作り』から『国造り』へ

・・・国民の視点が向かうことを願ってやみません。

これからは・・・

☆ 世界に誇れる日本の株式市場

・・・というものになっていってほしいですね。

中野英

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