From:中野英
池袋の自宅より、、、
今週はある投資プロデュース会社
の企画でニコ生に教え子と一緒に
株式投資の現役トレーダーとして生出演してきました。
私は新しいことに色々チャレンジ
することが好きですが、株式投資家が
ニコ生?と思われた方もいるかもしれません。
そういえば、
最近紅白のど派手衣装で
有名な小林幸子さんがニコ生でいまブレイク中と聞きました。
オタク向けに新しいキャラで
新しい活路を見出しているとのこと。
そういったチャレンジ精神など
私も大好きなので小林幸子さん応援しています^^
私も本物のトレーダー集団が
ニコ生など出たら面白いだろうなーと
思い、一体どんな反応があるのかとワクワクしました。
予想に反して、大反響を頂きました。
あえて本名は出さず、でも顔出しはしました^^
たくさん株の話をしましたが、
今日お話しするテクニカルの話もしたんです。
今日はその反響が良かった
ことについてお話しします。
前回までは、3回に分けて、
デイトレについての話をしました。
今回は、
『テクニカル指標をどのように使いこなせば良いのか』を、
お話したいと思います。
相場の世界に『テクニカル指標』と
呼ばれるものは、数多くあります。
しかし、その中で実戦で役に立つものが
限られることは、周知の通りです。
しかもそれだけでなく、実戦で役立つものでも、
適材適所で使わなければ、『宝の持ち腐れ』。
そう、テクニカル指標と言うものは『一道具』に過ぎず・・・
《その時に使うべきテクニカル指標は、『ただ一つ』》ということになります。
これは先輩に聞いた話で、
過去に実際あった話です。
日経平均先物の取引が始まる前、
先物について学ぶためにアメリカに
行った者の全てが、『ピボット指数』を学んで帰ってきたそうです。
そして、そういう背景のもとに、
日本で先物の取引が始まりました。
そうしたらどうなったか・・・
『ピボット指数のラインで、ピタッ・ピタッと止まったそうです』
理由は簡単、参加者のほとんどが、
《その数値を意識しながら取引していたから》。
もし、全ての参加者が・・・
『この水準で下げ止まる』と考えていれば、
その水準では絶対に買いが入りますし、
それ以下の水準で売る投資家もいません。
つまり、《100%》その水準以下になることがありません。
もしこのような環境の時に、
一人《移動平均線》などを意識して取引していたら・・・
まず間違いなく、その数値が当てはまることはないでしょう。
そう、テクニカル指標というものは・・・
『今、市場参加者が、どのテクニカル指標の
数値を意識しているのか』を当てて、初めて役に立つのです。
《このような相場の時はこれ》というような
パターンがないので、当てるのは難しいですが、一つの案として・・・
『売買高が膨らんで、値動きが大きくなっている時は、
現在値より遠く離れた数値を意識する』
『売買高・値動きがそれほど大きくない時は、
現在値に近い数値を意識する』
というルールに沿って行動すれば、少なくとも、
《急騰・急落場面で痛手を負う》ことはなくなるはずです。
あと、一つの特徴として・・・
ゆったりした一方通行の値動きの時は、一つのテクニカルに
沿って、一つの資金を持った投資家が売買していることが多いです。
《移動平均線に沿って買い上がって行く・下値を売っていく》と
いう値動きは、しばしば見られます。
もし、どのテクニカル指標なのか分からない時は、
《逆指値》でロスカット注文を出しておくことで対処する手もあります。
その場合は、資金との兼ね合いもありますが、
幅は狭い方がよいと思います。
小さなロスカットは増えるでしょうが、
当たりを引いた時の利益で、十分おつりは来るはずなので。
《損小・利大》を心掛けた売買をしていれば、必ず最後には・・・
『利益が残っているはずです』。
次回は、外国人投資家が、年金・日銀の資金を
どのように利用して利益を上げようとしているかを、書きたいと思います
ー 中野