From:中野英
都内の自宅より、、、
最近、ネットゲームの
麻雀にはまりつつあります。
もともと、麻雀は好きで、
現実ではしていましたが、
ネットではしたことがなかったのです。
自分では、麻雀も株も同じで、
かけひき、心理戦だと思っていて、
その辺が非常に面白い。
人間のすることなので、
麻雀でも、癖が出ます。
友達同士、何度もしていると、
だんだん、癖、手の内が見えてきます。
その上での心理戦も楽しいです。
ただ、ネットではそうもいきません。
初めて対戦する人ばかりなので、
癖や、手の内など全然分からない。
まったく、読めない中での麻雀は
相場と似ていて、ピリッとした緊張感があり、
それはそれで、楽しいもんです。
そのとき、ランダムに集まった
メンバー次第で、本当に色々です。
分かりやすかったり、読みにくかったり。
最近の相場はどうでしょうか。
分かりやすいでしょうか?
分かりにくいでしょうか?
誰でも儲かりそうと言っては
過剰かもしれませんが、非常に
分かりやすい相場が続いていると思います。
新興市場(特にマザーズ市場)を
メインに取引している方は、真逆の
感覚を抱いているかもしれませんが(´・ω・`)
『押し目が来ない』という嘆き(?)を
たびたび聞くようになって、
どれくらい経ちましたか。
確かにこの間、日本より景気回復が
鮮明な《ユーロ圏の株式市場》でも、
1%以上、下落する日はありました。
それと同じ日に、
ニューヨークの株価も下げましたね。
しかし、日本株は上昇。
先物の手口を見る限り・・・
※ 売り手は、これまでの
上昇をけん引した《外国人投資家》
※ 買い手は、《年金》
・・・つまり、『多少でも下がれば、
すかさず買ってくる』ことが、
ここではっきりしました。
しかもそれだけでなく、
去年の5月から入り始めた《年金買い》。
《10~12月》に《1兆7000億円》という額を
買い越しましたが、途中、明らかに《買い
上がっている》動きが見られました。
つまり・・・
※ 安売りしなくても、
待っていれば高く売れる
・・・参加者は、
そう判断したと思います。
会社経営をするにあたって、
最も大切なことは・・・
☆ 需要(消費者)がいるか否か
・・・その一点に尽きます。
どれだけ良いものでも、
《買い手》がいなければ売れません。
ファッション界では、
シーズンの変わり目に
《セール》が行われますね。
それは、シーズンが変わると、
《買い手》がいなくなる可能性があるからです。
スーパーの惣菜では、
夜遅い時間になると、
《割引シール》が貼られますね。
それは、『その日のうちに
売らなければならない』からです。
しかし・・・
※ もし、《買い手》が現れることが
確約されているとしたら、《セール》は
しなくても大丈夫ですね。
※ もし、その日のうちに
《売らなければならない》ので
なければ、待って売れば良いですね。
これを、株式市場に当てはめてみます。
《売り》《買い》が逆になりますが・・・
1. 今後《買ってくれる投資家がいるか分からない》から、
今《安売りしてでも売る投資家》がいます。
2. どうしても現金が必要になったから、
今《安売りしてでも売る投資家》がいます。
そう考えてみますと、《年金》の存在が
ある限り、今現在1.の不安は全くありません。
そして、火種はたくさんありますが、
今現在においては2.のような
投資家も見当たりません。
つまり、下手な安売りを
する理由がありません。
しかし、もし《年金》が、
『買い上がる』ことをせずに・・・
※ 押し目買い
・・・に徹していれば、また違った
値動きになっていたかもしれません。
『どの水準まで来たら、買いを入れてくるのか』
という探りを入れながら、波動を描く形で
上がっていったのではないでしょうか?
結果として、株価水準より『株式比率』を
上げることを最優先にしたため、
途中買い上がり・・・
それと相まって、ECBの《QE》で
余剰資金が大量放出されたため・・・
※ 《年金》が買う前に買っとけ!
・・・と言った動きになったのが、
ここまでの上昇。
通常でしたら、『買いが途切れたかな?』
と言った動きが出てきた時点で売りが出てきて・・・
『どの水準で買いが入ってくるか』を
確認しながら、押し目を作るのですが(´・ω・`)
そこで、絶大な影響力を発揮するのが《年金》。
利食い売りを出す投資家が現れても、
すかさず《年金》もしくは《年金目当ての
投資家》が買いを入れてくるので、
下手な安売りしようとはしない。
そうしながら、続々と《年金資金》に
群がる投資家が押し寄せてくる。
安売りしませんから、売り手がいる間も
《現値》あたりで買うしかない。
そうして、短期間の値幅のない
調整(株主の入れ替え)が行われ・・・
『その水準でいいから、いったん売りたい』という
投資家が売り切れば、また高い株価を提示している
投資家の売り注文を買っていくことになる。
《2月~3月》の上昇では、
《年金》は大して買わなかったようです。
正確には、
『買いそびれた』のかもしれません。
今現状起こっていることは、《バブルの仕組み》
その物でありますが、今現在《危険》はないでしょう。
ただ、リスクは常に存在していますので、
この機会に《世界のお金の流れ》についても
考えてみると面白いかと思います。
もしかしたら、近いうちに、為替の世界へも
デビューできるかもしれませんね(^◇^)
逆に、新興市場(特にマザーズ)は、
《年金》の買いがほとんど期待できません。
なので・・・
※ 将来的な《買い手》は、
全く保障されていない
・・・と言っても、過言ではありません。
その点が、東証一部と新興市場の決定的な
差となって、対照的な環境を作り出しています。
《買い手》が少ないマーケットで
『順張りの買い』をしていると、当然やられます。
《買い手》が少ない状況で、
他の投資家が買っているのを見てから買ったら、
《列の最後尾》に並ぶことになってしまいますね。
買うからには・・・
※『自分が買った後に、自分が買った値段より
高い値段で買ってくれる投資家』がいなければ、
利益は出せないのですから
・・・皆が動き出す前に、自分が
先に並んでいる必要があります。
しかし、それはなかなか
難しいものなので、新興市場銘柄は・・・
☆ 《売り手(競争相手)》が
いなくなった銘柄を買ってみる
・・・という、逆の発想で
買ってみるのはいかがでしょう?
他に《売り手》がいないので、
『安売り競争』になることがありません。
あとは、その商品(銘柄)に
興味を持ってくれる投資家が
現れるのを待つのみです。
ただ、ここ最近に全く名前が
出たことのない銘柄ですと、さすがに
いつ興味を持たれるか分からないので(´・ω・`)
※ ここ半年以内に一相場あった銘柄か、
テーマ性がある銘柄
・・・の方が、より確率は高まります。
最近でしたら、《マイナンバー》という
テーマで株価が高騰した・・・
3742 ITbook
・・・これが、最たる例ですね。
常に動きがある銘柄も楽しいですが、・・・
※芽が出るところからお世話をして、
花が開いた喜びを味わう
・・・そんなのんびり・グータラしながらの
取引も、楽しんで頂けたらと思います(^◇^)
中野英