古典的手法の応用テクニック

2019.7.3
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

おはようございます。

今回は、世界的にも知られている、
効果抜群の投資手法をお伝えしようと思います。

負け犬戦略、あるいはダウの犬として知られ
米国で使われている方法です。

これを日本に当てはめて行う事も可能で、
銘柄も列挙しておきました。

さて、その方法ですが、、、

NYダウは、ダウ工業30という正式名の通り、
もともと30銘柄だけで構成されています。

世界的に見ても、たった30銘柄で
株式指数が構成されているのは珍しく、
NYダウの特徴でもあります。

当然、吟味されて採用されているので、
米国を代表する、誰もが知る企業ばかりです。

この表にティッカーという項目がありますが、
これは市場における企業固有の識別子で、
日本の4桁コードに相当するものです。

この30銘柄の中から、さらに選りすぐりの銘柄を選ぶ手法が、
ダウの犬(Dogs of the Dow)です。

ある指標のみに注目して、5銘柄から10銘柄
(通常10銘柄とされています)を選び、
それぞれに均等額を投資するという方法です。

ルール1 銘柄を絞る指標は、配当利回りです。

ルール2 投資期間である1年が終わったら、
また配当利回りで銘柄を選びなおして投資します。

ルール3 配当が出たら、そのお金で同じポートフォリオに再投資します。

実にシンプルですね。

配当利回りとは、
配当金を株価で割るものです。

配当利回りが大きいとは、株価に対して
配当が大きいということなります。

配当が少なくても、株価が安い場合は
配当利回りが大きくなります。

株価に対して、儲けが相対的に大きいことを示すので、
儲っている会社が上位に顔を出すことになります。

この方法は、割安で放置されている銘柄に投資する
という意味で、ダウの負け犬とも呼ばれています。

かなり古典的な方法なので、欠点もあります。

最大の欠点として、配当を行わない会社が
ダウの犬では選定されない
ということです。

たとえば、多くのIT企業は配当を行わず、
その分のお金を開発費や株主対策に回すことで成長を維持しています。

特に、IT業種は他の業種よりも成長するので、
この業界に投資をしないのはもったいない、ということですね。

また、株価が大きな銘柄になりがちなので、
均等額投資をするためには、まとまった資金が必要になります。

こうした欠点がある事を前提に、
日経平均採用225社から、配当利回りtop5を選定してみました。

参考にどうぞ

それでは、次回をお楽しみに。

奥村尚

P.S.
【予告】7/5(金)から新しい企画がスタートします。

銘柄選別に対する見識を深めたい方は
ぜひご覧ください。

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