原油価格と相場の関係

2016.1.25
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From:不動修太郎
都内の自宅より、、、

こんにちは。不動です。

今回は、テクニカルの話をしようと思っていましたが、
原油価格が急落しましたので、それについて書きたいと思います。

さて、皆様はこのブログをPCあるいはスマホ等で
お読み頂いていることと存じます。

それらは電気で動いていますが、
日本では電気の元は一部は水力発電、
石炭による火力発電ですが、
殆どが重油の火力発電ですね。

その上、日本に原油を運んでくるタンカー(油送船)
もまた重油で動いていますから、
現代社会は原油によって支えられています。

原油など地下資源の価格、株価、為替は
常にお互いに影響しあっていますね。

そしてこれらの相場の中で
最も目立つ動きをして注目されている相場が
他の相場に強く影響を及ぼします。

図1

上は原油価格の長期チャートです。

2007年には140ドルを超えていたのに、
リーマンショックで原油価格が急落し、32ドルにまで下落しました。

最近は30ドルを割り込み、
26ドル台になりました。

昨年1年で40%以上下がったことになります。

先週の読売新聞の報道によると
昨年末時点でのガソリン小売価格の
日本全国平均は1リットルあたり118円だったとありました。

東京は、ガソリンスタンドの価格競争が激しく
全国平均よりも安いので、恐らくはもう少し待つと
1リットル当たり100円を切るでしょう。

マスコミで大きく報じられた通り、
イランが経済制裁を解除の方向で、
日本へも原油輸出が可能になります。

イランは原油埋蔵量が世界第4位ですから、
さらに世界の原油の供給がさらに豊富になる公算です。

石油価格については石油輸出機構
(OPEC)で議論されるでしょう。

OPECの加盟国は、
イラン、イラク、クウェート、
サウジアラビア、アルジェリア、ナイジェリア等です。

OPECは加盟国すべてが賛成しないと
議案を決められない仕組みです。

サウジアラビアとイランは国交を断絶したばかりですね。

しかも長い年月に渡りイライラ(イラン、イラク)戦争を
していた両国が加盟していますので、
なかなか議論がまとまらないのです。

これまでの所は、原油価格が上がる要因は無く、
下げの圧力になりそうな話題ばかりなので、
原油価格が大きく下がっています。

日本にとって、そして産油国でも
大部分の人にとって原油の価格が下ると物価が下がり、
実生活にはメリットがあるのです。

ただ、原油価格の下がり方が急激であり、
注目が集まったので、いまや原油価格が
下がると株価が下がり、円高という流れに
なってしまっているのです。

ですから原油価格を注目していると
株価と為替の動きがつかめるのです。

ぜひ、原油価格を気にしてみてください。
 
今日も記事を読んでくださって
ありがとうございます。

不動修太郎

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