コロナ禍が株価を支えるワケ

2021.1.15
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From:MAX
自宅のトレーディングルームより、、、

おはようございます、
MAXです。

1都3県に緊急事態宣言が発出されましたね。

おそらく今後、
さらに範囲が拡大するなど
規制が強まると思います。

現在の第3波は、気候の状態もあって
恐らく長期化するでしょうから

くれぐれも健康には気をつけて
トレードにあたるようにしてください。

さて本日は、コロナ禍で株価が却って
上昇する理由についてお伝えします。

現時点で既に株高の状況ですので
分析済みという方もいらっしゃるかもしれませんが

ここでは私なりの見解について
参考にしていただければと思います。


理由1)
金融緩和への期待

これまで株価は経済状況を
反映する値動きを見せてきました。

しかし、現在はコロナ禍という
低迷する経済状況のなかでも株価が高騰している。

一見、矛盾ともとれる現状の背景には
各国の金融緩和が大きく影響しています。

つまり、現在の市場には
コロナ前と比べると金融緩和によって
潤沢なマネーが流れ込んでいるのです。

そして市場に流入したマネーは
最終的に株やその他投資商品に行き着き

現在、日経平均を始めとする経済指数や
各金融市場の急騰を頻発させています。

この現象はおそらく既に
多くの投資家が気付いていることかもしれませんね。

でもだからこそ、
逆に景気が回復しはじめた頃や

コロナの収束が見え始めた頃が
危ないのではないかと私は考えています。

ただし、現在のコロナ禍のキーワードとして
「長期化」「打撃と恩恵」があります。

まず「長期化」についてですが、
日本ではまだワクチンの接種が
始まっていないことからも分かる通り

コロナはこの先もしばらくは続くはずですし
収束の兆しは見えません。

さらに「打撃と恩恵」ですが、
売上ベースで見るとコロナ禍は

飲食業・観光業などを中心に
対面でサービスを提供する産業に
大きな打撃を与えた一方、

テレワーク関連を始めとするIT産業には
大きな恩恵となっています。

つまりコロナ禍には
全般的に打撃を受ける金融危機と比べると

一部が打撃をうけている一方で
一部が恩恵をうけているという
構造上の違いがあります。

これは市場に置き換えて考えても
上がりやすい株は上がるという考え方に
つながるはずです。


理由2)
一般の人の資産形成の意欲が上昇

現在、アメリカ株を中心に
投資意欲が高まっていることが読み取れます。

これにはコロナ禍をきっかけに
今までの常識がひっくり返るような経験や

突然、仕事を失うといった体験を
身近に感じるようになったことが
影響しているかもしれません。

ちなみに、数値的なデータを見ても
昨年のETFへの流入額は過去最高の金額でした。


理由3)
アメリカの株価調整

これは金融緩和とは少し違い、
もっと時間軸の長い話なのですが

アメリカには株価を
下支えせざるを得ない事情があります。

というのも、アメリカでは日本ほどの社会保障はなく
手厚いセーフティーネットは存在しません。

自らの資産や身体の保護・救済は
ほとんど各個人に任されており、

多くのアメリカ人は株式投資によって
自らの資産を運用し備えています。

つまり、アメリカは
国民の困窮を避けるために
国内株を下げるわけにはいかないのです。

もちろん金融危機や他の有事など
大きな下げ材料が勃発すれば話は別ですが

以上のことを踏まえると
長期的に見て日本国内の株は
引き続き上昇傾向にあると考えられます。

ウイルスによる有事のなか、
日々さまざま深刻なニュースに
直面する毎日ですが

我々投資家は
目の前の取引に集中することを忘れずに
着実に前を向いていきましょう。

それでは。

MAX

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