From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
スクリーニングという手法があります。
英語では、「screening」
名詞形は「screen」(スクリーン)です。
「スクリーン」という言葉は、
「網戸」という意味を持ちますが、
「網を使ってふるいに掛ける」
という意味でも使います。
網の形を自由自在に変化させることで、
条件に合致した相手を
見つけることができるわけです。
犯罪捜査でもデータベースを用いて
よく使われる技術です。
株式においては、
データベースの数千銘柄を
ふるいにかけることで、
良い銘柄を発掘する
手法としてスクリーニングが存在します。
上手く活用することで、
神のごとき効果を発揮することがあるのです。
しかし、
操作する人がノウハウを
身につけていないと、
意味不明な結果が
出てしまいがちでもあります。
例えば、
ー------------
高成長をしている条件A
×
相場下落時に強い条件B
ー------------
でスクリーニングを掛けた場合
AとBが相互に否定し合ってしまうので、
期待通りの答えを得ることが
難しくなってしまいます。
株式の場合、
主にファンダメンタルズで
スクリーニングにかけますが、
フィンテックで使う
リターンやリスクといった方法の他にも
テクニカルで使う指標を
掛け合わせることもできるので、
自由度が高い方法になります。
しかし、一歩間違えると、
ちぐはぐな条件を掛け合わせてしまって、
結果が突飛なものになってしまう場合も…
証券会社のアナリストがよく使う
スクリーニング条件組合せは、
良い銘柄が豊富に出ることがあり、
良い使い方のお手本があるにも関わらず、
案外、知られていないという事実があります。
昔から経済研究所で使われていた
秘伝の条件などをまとめているのですが、
改めて試してみると、
なかなか良さげな銘柄が
たくさん見つかるので面白いです。
スクリーニング機能は、
証券会社を問わずに、
無料で使えるツールなので、
試したことのない方は、
一度試してみても損はしないと思います。
奥村尚
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プロの投資思考を学べる裏番組
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。