今年と、来年と、あなたと

2022.12.28
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

2022年の世界動向のキーは、
2021年末の私の予想では
下記の通りでした。

ー--ー--------ー--
中国の独裁強化
ロシアの存在感up
米中のハードランディング
英無し独仏の変化で欧州の変化
ー--ー--------ー--

2023年の世界動向キーは、
2022年末の感じで、
こんなものになるでしょう。

ー--------ー--ー--------ー--
1中国がもたらす緊張
2弱るロシアがもたらす核リスクとあたらしい秩序
3レームダックに陥る米国の変化
4中国とロシアに苦しむ欧の将来
ー--------ー--ー--------ー--

1-4は、
表題をみるだけで、
なんとなくわかるように思います。

こうした表題を読んだり
読み取ったりするよりも、

その中身を
予想あるいは想像し組み立てる力というものを
養うことが結構重要だと思っています。

たとえば、1の中国がもたらす緊張というのが、
台湾に対する中国の力と
関係することは明らかです。

2の弱るロシアや核というタイトルから、
ウクライナ戦争に関係することであり、

新しい秩序ということは、
この戦争がもたらした世界の変化に
関係することも想像することができます。

3のレームダックや米国という言葉には、
中間選挙を終えて

共和党との力関係が変わった米国の政治が
「どう変化するのか」に関するものだろうとか

4の中国とロシアに苦しむ欧という言葉では、
日米が入っていないため、

ロシアに頼っている欧州エネルギーに関すること、
あるいは、中国との貿易に頼っている欧州という
関係を思い出すことでしょう。

ここまで考えてみると、
その後は、なんとなくですが
その言いたい内容が見えてきますね。

こうしたトレーニングを進めると、
「考える力」がついてきます。

「相場を読む」あるいは
「観る力」というものは、

こうした努力を積み重ねることで
培うことができるようになると思います。

一歩進んで、自分だったら、
「これを入れる」とか「これはいらないでしょ」
という方向に進めるとさらに良いと思います。

なぜもっと必要なものがあるのか、
あるいは、なぜいらないか

その理由を明確にできれば、
あなたの思考はものすごく明確で

わかりやすい根拠を
見つけていることになります。

こうしたことを3ヶ月も続けることで、
相当に相場にも、仕事にも、
「役に立つだろうな」と思っている次第です。

奥村尚

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