リスク分析

2023.6.28
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

このblogを書くために、
ーーーーーーーーーーーー
今年の日経平均の推移を
あらためて眺めてみるか
ーーーーーーーーーーーー
と考えました。

合わせて市場の様子を
分析していますので
その話をします。

今年の正月明けの2023年1月4日、
日経平均は下落でスタートしており
なんと終値は2万5717円でした。

いまから見ると、
とても安いですね。

しかし1カ月で
2千円も上昇しています。

その後4月までは
目立った上昇はしていないのですが、

4月以降はまたまた
大きな上昇を果たしています。

その理由としては
海外投資家の買い越しにあることは、
すでに過去のblogで書いた通りです。

今回は別の観点で、
リスク分析という見方を紹介します。

リスクに対して、
ボラテリティという
言葉も聞くことがあると思います。

リスクとボラテリティは、
同じ意味です。

そしてリスクという概念は、
少し複雑です。
計算式もあります。

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投資というのは、
リスクとリターンの関係があり、
それは必ず数値に落とします
ーーーーーーーーーーーーー

これはblogなので、
厳密な定義の話をせずに、

おおざっぱに理解するために、
単純化してお伝えします。

リスクを
株価(ここでは日経平均)の変化の大きさ
としておきましょう。

リスクが大きくなると、
価格の振れが大きくなります。

まずは2023年のリスク推移を
日経平均と並べてみましょう。

今年の期間を見る限り、
このような傾向が見て取れます。

1:リスクが上昇する局面では
日経平均が上がってゆく関係がある

2:リスクが下降する局面では
日経平均は上がらない

3:リスクの推移をみるとリズムがある。
そのリズムをみると今がピークで、
そのうちまたリスクは下がって
ゆくように見える。

4:リスクが大きく上昇するとき、
日経平均が大きく下落する。

『1-3』まで読み取ると、
今後リスクが下降する局面になるので、

『日経平均は上がらない』
と予想することができますね。

『4』に関しては、
恐怖指数を思い出す人もおおいでしょう。

恐怖指数は、VIXとして知られていますが、
米国の代表的株価指数である

SP500を対象とする取引のリスクを
算出した数値なんです。

VIXが大きく上昇すると、
SP500は大きく下落する関係があります。

今後リスクが下降するとして、
日経平均は上がらないとすると、
下げてゆくのでしょうか?

たぶん、そうはなりません。
いまの水準を維持して
推移すると思います。

相場の材料もしばらくはないので、
今年の2月のような推移を
するのではないでしょうか。

奥村尚

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