本人が思っているより長く続く『長生き』を認識する

2025.2.26
Share:

From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

厚生労働省が発表している、
生命表というものがあります。

各性別、年齢における死亡率が
現状のままと仮定したときに、

今の年齢のものが
1年以内に死亡する確率(死亡率)や
平均何年生きるか(平均余命)を表にしたものです。

その平均寿命が
年々伸びているのは
皆さんご存じのとおりです。

ちなみに、0歳の平均余命を、
平均寿命といいます。

この統計は5年に1回、
厚生労働省が正確なデータをもとに
発表しています。

2020年のデータが
直近値最新のものですが、

それによると、平均寿命は、
男 81.56歳、女 87.71歳です。

完全生命表と呼ばれるものですが、
それをもとに推移グラフをみておきましょう

 

男女別としていますが、
順調に上昇していることがわかります。

1955年を境に、
それまでは急激に伸びていた寿命が、
ゆっくり巡航速度に移行したことがわかります。

これは、明らかに
太平洋戦争の影響です。

この1955年が、
終戦の終わり、平和の始まり、
ということになるのでしょう。

さて、同じデータをもとに、
10%の確率で、何歳まで生きるのか?
という数字も確認できます。

つまり、
9割の人が迎えられない年齢、です。

男95歳、女99歳です。

この年齢を迎える人は、
10%いるわけですね。

これをグラフにすると、
こんなふうになります。

いきなり死亡率が上がるのが
男88歳、女93歳までです。

最近、いろいろな局面で、

もう年だから投資をやめる、
という方々の話を聞きます。

年齢をきくと、
70歳とかなんです。

本人が思っているより、
まだまだ、先は長いわけです

まだまだ、投資を続けるのが
よろしいのではないか、と思う次第です。

 

奥村尚

━━━━━━━━
『奥村尚の金融リテラシー向上委員会』
奥村尚が分析する最新の相場情報を
月1回の放送でお届けする裏番組
全個人投資家、購読必須です。
視聴会員登録はこちら:
https://trade-labo.jp/tl/ifl_2022_b/
━━━━━━━━

関連記事

Pick Up!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です