3/31の相場から視える今後の動向

2025.4.2
Share:

From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

チャート分析は、
私自身はほぼ行いませんが、

過去の安値とか高値
という数字は、きわめて
重要な意味を持っているので、

それを確認するために
チャートを参考にします。

特に、大きな上昇や
下落に関しては、

目安、というものになり、
それを具体的な数字で
示すものになります。

チャートを使った
買い時や売り時の判断
というよりは、

相場がどこまで下がるのか
という判断では、
特に役に立ちます。

それを、
3月31日の動きを使って、
説明してみます。

3月31日の株式市場は、
かなりの下落がありました。

リアルタイムで
相場を観ていたのですが、

9:30くらいまでは、
ずんずん下がる相場でしたから、

こうした底知れぬ下げに
恐怖を覚える方も
いたのだろうと思います。

結局、3/31は、
前場は最初の30分が
クライマックスでした。

後場も、
前場安値と同じくらいまで
いったん下げたのち、

僅かに上昇して、
一日としては1500円を
超える下げで終えました。

一日の歩みを眺めてみましょう。

後場になって1330までの下げは、
前場の最安値を睨んだ
下げに見えます。

さて、3/31のボトムは、

前場35574(9:25頃)、および、
後場35541(13:30頃)です。

どちらも、35500円台でした。

これは、何か、
共通の理由でつけた
ボトムであろうと思います。

それを見るために、
昨年8月からの日経平均を
見ておきましょう。

昨年は、
8/5、史上最大の
下げがありました①

12/27、8/5後の
最高値を記録しました②

①と②の中点は、35777です。

これが、
一番最初のフロアになります。

ここまで下げたうえで、
ここで止まればよし、
なのですが、、

3/31の前場安値は、
その35777を超えて
下がったので、

もう一段下まで行く
可能性がある、
と読みます。

では、
次のフロアはどこかというと、

9/9 8月暴落後の安値
35274 ③

です。

ここで止まればよし、
なのですが、

3/31は、ここで止まりました。

これによって、
9/9(35247)、3/31 (35574)
という、

フロア(あるいはフシ)が
形成されたことになります。

35000台前半、ここが
目先のフシになるでしょう。

奥村尚

関連記事

Pick Up!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です