From:中野英
都内の自宅より、、、
今日は2月6日。
昨日、株式会社ゴゴジャン様の
ネットテレビの生放送があったので、
こうしてギリギリにブログを書いています(笑)
ネットテレビの収録もだいぶ慣れてきて
板について来たような気もします。
ただ、やっぱりプロは凄いなと
感心する場面もよくあります。
みなさん、忙しいはずなのに
楽しそうに仕事をしていました。
株でもスポーツでも
何でもそうだと思うのです。
何かを極める人、
勝つ人というのは、
楽しめる人。
株もお金ばかり気にする人は
勝てません。
勝ってる人は株の
トレードそのものを
楽しんでいます。
株をこれからもっと
楽しむために、あなたには今日
一つだけ伝えたいことがあります。
『需給』という言葉は
以前から何度かお話してきていますが、
今日はこの需給についてじっくりお話しいたしますね。
あなたは『需給』の
読み方が分かりますか??
まず、需給の読み方と問われて
はい、分かります。という方は
ほとんどいないと思います。
もちろん私も
株を始めたころは、需給そのものに
ついても全く理解していませんでした。
その内容は今日の
記事を読んでいただければお分かり頂けると思います。
ところで、最近の日経平均は全く動きませんね。
動かないのですが、
採用銘柄と見比べると
色々わかったりしますよ!
決算を材料に、個別銘柄で激しい
局地戦が展開されていますが・・・
《マクロ系ファンド》
・・・と言われる、世界の経済動向に基づいて
運用している投資家は、ほとんど動かず。
その国のマーケット全体を動かす投資家が、
この《マクロ系ファンド》なんですが・・・
マクロ系ファンドの
ファンドマネージャーは・・・
『いつ、どのような形で、
日銀が追加緩和をするのか』
・・・それくらいしか、
日本には興味を示していないようです。
正確には、《日本円》への興味が
薄れている状態で・・・
《為替の付随商品》的な位置づけの
日経平均は、なおさら身動きが
取れない状態です。
この狭い為替のレンジを破るニュースが
出た時に、日経平均もレンジを抜ける
のではないかと考えています。
そういう意味で、
今夜の雇用統計も重要なイベント・・・
良くも悪くも、何か《サプライズ》を
提供してくれるのでしょうか?
今日は、《日経平均の動き》と
《採用銘柄の動き》を見ての、
強弱の判定方法を考えてみたいと思います。
日経平均というものは、
詳しい計算式は抜きにして、
《225銘柄の株価の平均》です。
つまり、《上がっている銘柄》もあれば
《下がっている銘柄》もある上で、
全体で上げてるか・下げてるかという数値です。
実は、《日経平均》と《採用銘柄》の動きを
比較することで、その銘柄の《需給》を
読むことができ、もしかしたらその後の
動きが読めるかもしれないのです。
考えてみてください。
日経平均が大幅に下げている時に・・・
※ 大して下げず、商いも減少
・・・という動きをしていた銘柄が
あったとします。
ここから読み取れることは・・・
☆ この銘柄に売りが出て、
日経平均が下げている訳ではない
☆ ただし、買いも入っていない
・・・この2点です。
つまり、『その後マーケットが動いても、
その銘柄は大して動かない』と推測できます。
では、このパターンはどうでしょう?
※ 商いが平均的で、
下落幅も日経平均並み
ここから読み取れることは・・・
☆ 売り方・買い方の勢力図が、
マーケット並み
・・・つまり、その後の動きも
『マーケットに連動するだろう』
と推測できます。
次に行きます。
※ 商いが膨らんで、上げず・下げず
これは・・・
☆ 売りも出ているが、買いも入っている
・・・この銘柄に《買いが入っている》
ことが読み取れます。
ただし《売りも出ているので》、
その後どちらに動くかは分かりません。
『売り方・買い方の我慢比べ』で、
どちらが先に尽きるか・・・
それで、その後の展開が決まります。
※ 出来高が通常並み or
通常より膨らんで、強い動き
これが一番、面白い展開が期待できます。
なぜなら、考えられることが・・・
《売りが出ていなくて、買い手がいる》 or
《売りはそれほど強くなく、強い買い手がいる》
そう推測できるからです。
《売りが出ていない》パターンでも
安心感がありますし、
もし《売り手以上の買い手がいる》パターンで、
売りがどこかで途切れた場合・・・
『買い手だけが残って、そこから大幅上昇が
始まる可能性がある』
・・・そういう展開が期待できます。
その典型例が、年明け1月からの・・・
4523 エーザイ
・・・1月13日からの軟調な日経平均の動きと
裏腹に、強い動きを見せていました。
そして、1月後半の高値を追う動きの中で、
さらに一段高となりました。
まとめますと・・・
☆ 『相場全体の動きと全く違う動きをしている』 ⇒
『その銘柄を買いたい(売りたい)と
思っている投資家がいる』
・・・そのように考えることが出来るのです。
※ 『森ではなく木を見る』
よく言われる言葉ですが、
《その一つの見方》として
活用して頂ければと思います。
-中野英