『安心感と高揚感』そして・・・・ 『恐怖感』

2015.5.26
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From:中野英
都内の自宅より、、、

もうすぐ夏ですが、まだ爽やかな風が
感じられる、気持ちの良い気候ですね(^◇^)

冬のような『慌ただしさ』もなく、
夏のような『喧噪』もなく、
聞こえるのは『鳥たちのさえずり』。

《四季》というものは、良いものです。

様々な生物たちに、
『生きる場所と力』を
与えてくれるのですから。

ただ、
その《四季》も徐々に徐々に、
失われていっています。

そして、生物たちの
『生きる場所』もまた、
失われていっています。

このまま何も変わらずに
時が過ぎていけば、きっと・・・

※ 私たち《人間》が生きる場所

・・・それすらも、失われるのでしょう。

それはそれで、
《自然の摂理》というものかもしれませんね。

※ おごれる者久しからず

では、今の《相場》は
『謙虚』なのか『驕り』なのか。

そして、《人類》は??

というような、
お堅い話はここまでにして・・・

今日は、《薄商い》ということの
意味合いを考えてみたいと思います。

《薄商い》という状態は、
《売り手》も《買い手》も
少ない時に起きますが・・・

実は、

その時のトレンドによって、
意味合いもまた異なってきます。

まずは、
『揉み合い中の薄商い』

これは簡単。

単に、
《どうしても買いたい投資家》も
《どうしても売りたい投資家》も少ない。

お互いの勢力が弱い状態で、
均衡しているだけです。

※『買い上がらない』

『安売りしない』

当然、株価も・・・

※『上がりもしなければ、
下がりもしません』

ただし、この状態の時に
どちらかに加勢が付くと・・・

☆ 一気に動き出し、
短期的にもの凄い
トレンドが生まれます

・・・《高揚感》を秘めた状態と
言っても良いでしょう。

次に、『下落トレンド中の薄商い』

よほど、《買い手が少ない》状態です。

基本的には、最も
《買ってはいけない》パターンです。

ジワジワながら、
どこまで下げるか分かりません。

途中買いが入ってきても、
息切れと同時に再び下げ始めます。

そのようなトレンドが
下げ止まる兆候は・・・

※ 《投げ》っぽい
『売買高を伴った陰線』が出る

※ 《薄商い》を超えて
『閑散状態』になり、
完全に値動きがなくなる。

※ まとまった買いが入った後に、
《下落》ではなく《揉み合い》状態に入る

どれも、《下値を売り叩く》売りが
止まる合図として覚えておくと、
役に立つときがあると思います。

では逆に、
『上昇トレンド中の薄商い』はどうでしょう?

ある意味これが、
《投資環境》と言う意味では
最も良いかもしれません。

※ ほとんど、
売り手がいない状態です。

《下値を売る》ような投資家など、
まかり間違っても存在しません。

そして、買い手の側も
《投機家》の参加が少ない状態です。

中長期の買い手にとっては、
乱高下の少ない《安心感》が
ある環境と言って良いでしょう。

買い手にパワーがあるわけではないので、
利食い売りが出てくると、途中『上値が
重い』ような動きを見せます。

そこで、
売りから入りたくなりますが、
そのような環境の時は・・・

※《その水準で売りたい》投資家がいるだけであって、
《売り叩いてまで売りたい》わけではないので、
大して儲かりません。

上抜けたとしても《のんびり》上昇していくので、
損失も大して膨らまないですが、コツコツ
《損失》が積み上がるかもしれません・・・。

『押し目待ちに押し目なし』という
状態になるのが、このパターンです。

このような時は大抵《ショートポジション》もないので、
爆発力はないのですが、下値不安もほとんどないです。

《無警戒》状態と言えるので・・・

※ 『何かがあったときは《買戻し》が入らず、
一気に下げる可能性がある』

・・・そのようにも言えるのですが、
『何も起きないと信じて(笑)』《ロング》で
勝負しないと利益には繋がりません。

今、高値圏で、
そのような環境に突入しています。

このまま付いていっていいのか、
それとも《警戒》するべきなのか・・・

※『突然売りが出てきて、崩れそうで怖い』

※でも、『買わなければ儲からない』

・・・自分が見ていても、
悩ましい限りです。

さて、この先どうなるのでしょう?

あなたは、
どのような行動を選択しますか?

中野英

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