新型ウィルスの相場への影響

2020.1.29
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

おはようございます。

今週に入り、東京もNYも、
マーケットは大きく下げました。

新型肺炎の拡大が、世界レベルで
経済に悪い影響があるという
懸念が広がったためです。

2019年末くらいからだったと思いますが、
中国の武漢で新型ウィルスの感染が
数多く発見されており、

WHOはこれを、
2019型コロナウィルス
名付けています。

中国では、野生動物を食用にする習慣があり、
武漢の海鮮市場で売られていた
野生動物に由来するとされています。

この市場で、ネズミ、ヘビ、オオカミなどが
売られていたようです。

当初は、動物-人の感染のみであって、
人-人の感染はない、と発表されていましたが、
今や人-人の感染も認められています。

強い感染力があることを、
中国当局も認めているのです。

SARS(重症急性呼吸器症候群)は、
今から17年前に世界で猛威をふるいました。

WHOの調査では、
感染者数8,000人、死者774人。

実に死亡率1割近いものでした。

これに対し、コロナウィルスは、
感染者2,800人、死者80人です。

最終的には、感染者はこの倍、
6,000人と武漢市は予想しているとの
ニュースがありましたから、
死者も倍の160人には膨れ上がるでしょう。

SARSの1/3 程度の死亡率なので、
SARSの時ほどの影響はないと思いますが、

SARSが蔓延した2002年11月から、
2003年7月にかけての相場を参考に、
SARSの影響を見てみましょう。

まずは、ドル円レートを見ておきます。

なんと、10円近くも円高になっています。

次は、日経平均を見てみます。

半年で、1割程度株が下がっています。

NYも見ておきましょう。

当時の相場が、SARSによってのみ
影響を受けたとは言えないながらも、
案外大きな影響が数か月続いた事になります。

中国はちょうど旧正月で、
移動が多くなる時期です。

武漢の交通機関は運航停止、
海外渡航禁止が発表されていますので、
一定の隔離効果はあると思いますが、

中国景気の回復に遅れが出ることが
懸念されます。

それでは、また来週
お会いしましょう。

奥村尚

<編集のオススメ>
「あれ?なんかこのチャート、

動きがおかしいような…」

その違和感、偶然ではありません。

なぜなら、チャートを裏で操る
存在というのが、実際にいるからです。

彼らの手口をこちらですべて知り、
利益に換えてしまいましょう。

http://japan-i-school.jp/jim/smeinarok2002/

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