イベントとチャートで見る今後の相場

2024.9.11
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

今年の7月以降の株式相場は、
人の心を動揺させるに十分なほど
大きく揺れ動きました。

1月から7月11日までは、

多少の上げ下げはあったものの、
ゆっくりした波で
突然の動きはなかったのですが、

7月11以降は、
大きく揺れ動き、
今もその渦中にいるようです。

まず、今年の株価を
見ておきましょう。

日足でローソクで描き、
高安の数字をいれています。

ついでに、移動平均を混ぜ込みました。

これだけをみて言えるのは、
こうしたことです。

1.大きな傾向としては、
200日移動平均(200MA)が示している。

200MAは、31544(1.4)から
37497(9/9)を結ぶほぼ直線のもので、
9カ月で約6千円も上昇した。

2. 今年前半の下げは
3/22-4/19までの4354円(10.6%)

3.7/11から下落が
目立つよう8/5まで、

ピークtoピークでは
11270円(26.5%)も下落した。

4.9/2から9/9までも、
ピークtoピークでは
3832円(9.8%)下落した。

1-3を、もう少し深読みすると、

(1)今年の相場は
200MAで説明でき、
とすると、今後も上昇する.

(2)10%程度の下落は、
普通の相場で起こる
普通の下落の一環である

(3) 8/5のボトムは、
平時の2.5倍も下げた

めったに起きない、
大地震に相当する。

まぁ、もうしばらくは
来ないのではないか、と
期待すると、今年の大底である。

(4) 9/2から9/9まで、10%下げた。

これが平時の相場のものであれば、
9/9につけた底は、
今年の二番底である期待がある。

今後さらに下げる可能性は
あるとしても、8/5の安値、
31156を超えて下げることはなさそうだ。

ということになるでしょうか。

今後のイベントとしては、
なんといっても選挙でしょう。

日米のトップを決める選挙です。

2013年、アベノミクスでは、
今までの11年間の株価成長を
決定する起点となりました。

2016年、トランプ政権と同時に
米株の上昇が始まり、

NYdowは、今や当時の
4倍近くに跳ね上がりました。

これが長期の見方の要素になります。

一方、9月18日のFOMCでは、
利下げが決定的で、
これはドル安をもたらします。

円高になりやすいので、
さらなる下げが起こりうるでしょう。

これは、短期の見方の要素です。

短期不安定、長期的には伸びが継続、
といったところでしょうか。

 

奥村尚
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