From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
今年の7月以降の株式相場は、
人の心を動揺させるに十分なほど
大きく揺れ動きました。
1月から7月11日までは、
多少の上げ下げはあったものの、
ゆっくりした波で
突然の動きはなかったのですが、
7月11以降は、
大きく揺れ動き、
今もその渦中にいるようです。
まず、今年の株価を
見ておきましょう。
日足でローソクで描き、
高安の数字をいれています。
ついでに、移動平均を混ぜ込みました。
これだけをみて言えるのは、
こうしたことです。
1.大きな傾向としては、
200日移動平均(200MA)が示している。
200MAは、31544(1.4)から
37497(9/9)を結ぶほぼ直線のもので、
9カ月で約6千円も上昇した。
2. 今年前半の下げは
3/22-4/19までの4354円(10.6%)
3.7/11から下落が
目立つよう8/5まで、
ピークtoピークでは
11270円(26.5%)も下落した。
4.9/2から9/9までも、
ピークtoピークでは
3832円(9.8%)下落した。
1-3を、もう少し深読みすると、
(1)今年の相場は
200MAで説明でき、
とすると、今後も上昇する.
(2)10%程度の下落は、
普通の相場で起こる
普通の下落の一環である
(3) 8/5のボトムは、
平時の2.5倍も下げた
めったに起きない、
大地震に相当する。
まぁ、もうしばらくは
来ないのではないか、と
期待すると、今年の大底である。
(4) 9/2から9/9まで、10%下げた。
これが平時の相場のものであれば、
9/9につけた底は、
今年の二番底である期待がある。
今後さらに下げる可能性は
あるとしても、8/5の安値、
31156を超えて下げることはなさそうだ。
ということになるでしょうか。
今後のイベントとしては、
なんといっても選挙でしょう。
日米のトップを決める選挙です。
2013年、アベノミクスでは、
今までの11年間の株価成長を
決定する起点となりました。
2016年、トランプ政権と同時に
米株の上昇が始まり、
NYdowは、今や当時の
4倍近くに跳ね上がりました。
これが長期の見方の要素になります。
一方、9月18日のFOMCでは、
利下げが決定的で、
これはドル安をもたらします。
円高になりやすいので、
さらなる下げが起こりうるでしょう。
これは、短期の見方の要素です。
短期不安定、長期的には伸びが継続、
といったところでしょうか。
奥村尚
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。