From:奥村尚
D.C.のオフィスより、、、
おはようございます。
いま、D.C.にきています。
東海岸はちょっと前は寒波ですごく寒かったのですが、
今週は春のようです。
昨日は東京の寒空の中、雪かきしていましたから、
ずいぶん違う感じですね。
さて、
いま世界の主流になっている株式投資は、
インデックス運用です。
NK225とかTOPIXなどの指数に
連動する運用を行うものです。
指数は、
NK225であれば、日経新聞社が選択した
225銘柄の株価平均に連動しますし、
TOPIXであれば、東証1部の全銘柄の
時価総額に連動しますね。
このインデックスに連動させるのは、
それなりにフィンテックの技術が必要です。
その手法を論じるのは得意ですが
書き始めると長くなるし難しくなります。
そもそも、それはプロが行うことなので、
それができる事を前提としましょう。
なぜインデックス運用が主流なのでしょうか。
答えは簡単です。
こうした指数に勝てる運用を行うのは、
並大抵のことではなく、長い目でみると、
なかなか指数に勝てないからです。
相場の世界では、
100連勝したぞ、とか、
私のやり方は儲かってすごいぞ、という人、
あるいは、そのやり方、
がいくらでもあります。
そうした人が、ある特定の期間で
そのパフォーマンスを達成したのは、
凄いこと、素晴らしい事です。
しかし、その凄いパフォーマンスを長い期間、
例えば5年、10年、いや、1年間ですら、
続けて達成したという報告を聞くことは、
なかなかありません。
その方法で得られるパフォーマンスは多くの場合、
瞬間的、一時的です。
実際、
昨年のような買えば儲かる年でも、
まず大半が、日経平均やTOPIXに負けています。
どうして、なかなか勝てないのでしょうか。
理由は簡単です。
インデックス運用はリスクが十分に
分散されているからです。
現代ポートフォリオ理論を使えば
数値で証明もできるのですが、
円高に強い/円安に強い企業、
内需/外需、
メーカー/サービス/金融などの業種、
いろいろな観点で、程よく分散され、
結果としてリスクが小さくなっているのです。
インデックス運用は、
別名、パッシブ運用ともいいます。
消極的という意味を持ちますが、
なかなか、勝てる相手ではありません。
ここでは、インデックス運用を称賛し、
アクティブ運用をけなそうとしているわけではありません。
しかし、
運用資金のいくらかを、ポートフォリオとして
インデックス型で運用するのは悪くない方法です。
自分で努力して銘柄発掘をし
努力して売買を繰り返す方法(アクティブ運用)と、
パッシブ運用の成果を、
1年後に比べてみるとよいでしょう。
苦労したから成果がある、とは限りません。
上手な方法を選択さえできれば、
それが楽な方法でも効果が高いケースは存在するのです。
ちなみに、ETFやCFDでも
インデックス型の投資信託を売っていますが、
2倍、2.5倍型のレバレッジがかかっているものがあって、
これはお勧めしません。
TOPIXが1%上がっても、正確に2%とか、2.5%上がらないのです。
これは簡単に検証できますが、ポートフォリオ組成技術が低いのです。
普通に1倍型の中から選択する事をお勧めします。
では、次回をお楽しみに
奥村尚
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。