From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
過去のバブルのおさらいを
シリーズで続けています。
今回は、
2009年5月からのバブル相場を
おさらいしましょう。
まず、2008年には
リーマンショックがあり、
その処理が世界の金融に
多大なる影響を与え続け、
連鎖倒産の懸念や
世界的な信用収縮、
そして株価暴落を起こします。
株価の暴落は、
企業が保有する株式の
評価損として
企業決算にも影響を与え、
金融機関だけではなく、
幅広い企業において
損失の計上が相次いで
起こっていたのです。
大企業も中小企業も、
資金繰りが悪化して
深刻な状況となっていました。
特に銀行においては、
不良債権比率の上昇、
自己資本比率の低下をもたらしました。
2009年に入っても、
その影響は深刻だったのですが、
3月頃から、少し良い雰囲気となります。
米国の金融機関の決算が
公表され、持ち直しの動きが
出てきたためです。
欧米では、
経済へのテコ入れも
積極的に行われました。
2009年は、日本にとって
政治的にも歴史的な年でも
ありました。
麻生首相は、
7月21日に衆院を解散、
8月30日の選挙では
308議席(過半数は241)選挙で圧勝し、
鳩山内閣が誕生します。
当時の株価をみておきましょう。
民主党が何をしたか
ということはさておき、
期待感もあって
株価は上がっていったわけです。
この頃は、金融不安と
低金利などもあって
欧米の通貨は弱く、
言い換えると円が強く、
実に1ドル80円台前半と、
今のほぼ半分くらいまで
円が買われていました。
輸出関連株はまったく
振るいませんでしたが、
円が強くドルが弱かったので、
ドル換算での株価は
上昇しています。
衆院解散時に
9000円だった株価は、
翌年4月には11339円まで上昇しました。
約半年で25%の上昇を
果たしたことになります。
政治と言えば、
2009年は米国でも、
大きな変化がおきています。
初のアフリカ系、
有色人種である
オバマ大統領が誕生しました。
2017年まで2期8年続きます。
奥村尚
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。