カテゴリー別アーカイブ: 奥村尚

昔とは違う”日銀”の役割とは?

2016.12.07
prof_okumura

From:奥村尚
都内のオフィスより、、、

こんにちは。

最近、日本銀行(以下日銀)が
株(TOPIX連動型のETF)を大量に買っていますね。
これは、金融緩和の一環なのですが、

そもそも、“金融緩和”とは、何の意味があるのでしょう?

日銀のふるまいを理解する事は、
投資に携わる者にはとても重要なので、
今日はなるべく話を単純化して展開してみます。

僕は、大学で受け持つゼミ(企業評価と金融市場)の中で、
あるいは自分でも資産運用塾を主宰して、
経済や金融の仕組みなどを体系立てて伝える事をしています。

こうした活動を通じて、
中央銀行の役割がいまひとつ
明確に理解されていない事に気が付きました。

理由は簡単で、
昔習った教科書と今の日銀が異なるからです。

大学院生ですら、
10年前に中学で習った教科書は今と既に違います。

ましてや、僕のように昔習った社会の授業とは、
結構な隔たりがあります。

経済は生きた学問です。

昔の理論や考え方は進化していて、
今の経済を理解するには
現在の中央銀行から学ぶのが近道
なんです。

マクロ経済学と呼ばれる分野が
日銀政策の基本となるのですが、、、

その世界は21世紀に入って大きく変わりました。

特に、”量的緩和”は話題になりますが、
世界で最初にこれを行ったのは日銀です。

では、この日銀の役割を順序立てて説明していきたいと思います。

まず最初に、“中央銀行”としての役割です。
中央銀行とは、
一国の金融システムの中核となる特別な銀行のことです。

日本の中央銀行は日銀ですね。
日銀の基本目的は「物価の安定」です。

お札を発行し(発券銀行)、
何かあったときの最後の貸し手(銀行の銀行)になる等、
いろいろ役割はあるのですが、

目的は「物価の安定のため」と理解してよいと思います。

そのために、
日銀は金利を引き上げたり引き下げたりして
安定を保ってきました。
日本の物価が安定しているのは、

日銀の仕事が素晴らしいとも言えるのです。

ここで、昔の教科書で習った、
“公定歩合”という言葉を思い出す人も多いでしょう。

“公定歩合”とは、
日銀がメガバンクや地銀などの民間銀行(市中銀行といいます)
にお金を貸すときの金利のこと
です。

昔は市中銀行の金利は公定歩合に連動していたので、
これで良かったのです。


昔といっても10年前です。
10年前習った内容は既に大きく変わって、
今やもう役に立たなくなったことになります。

それは,1994年に金利が完全自由化され、公定歩合とは関係なく
市中銀行は自由に金利を決めることができるようになったためです。

この続きはまた来週お伝えします。

今回はきっとみなさん教科書で習って、
記憶にある部分かと思います。

日銀の役割や基本的な政策については
知っていて損はありませんので
これから少しずつ取り上げていきたいと思います。

次回もお楽しみに。

奥村尚

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酔っ払いが教えてくれた、チャート分析が通用しない理由

2016.11.30
prof_okumura

From:奥村尚
都内のオフィスより、、、

こんにちは。

今日は、前回までとは打って変わって、
酔っ払い仮説の話をしようと思います。

忘年会のシーズンですね。
夜遅くに電車にのると酔っ払いがたくさんいますが、
特にその中でも、
ひどく酔っぱらっている人を想像してみてください。

酔っ払いが、まっすぐではなく、
右によたよた歩くとします。
次は右に行くか、左に行くか
読めるでしょうか?

右に行ったから次に左に行くだろうとか、
あるいは、右に再び行くだろうとか、
人によって読みは異なります。

これは、じゃんけんと似ています。
一度勝った人が次に勝つ確率も、
一度負けた人が次に勝つ確率も、50%です。

これを株に当てはめた研究があります。
バートンマルキールが1973年に
「ウォール街のランダムウォーカー」という本を出し、
ランダムウォーク仮説と呼ばれる
酔っ払い理論を提唱した名著です。

この本の趣旨は、
じゃんけん10連勝しようが10連敗しようが、
次に勝つ確率は同じであるように、
株もそうであるという事でした。

つまり、どんなに連騰したあとでも、
明日上げる確率は50%である、
ということを統計で証明したのです。

ちょうど今の株式相場のように、
13連騰した相場が翌日上げる確率は50%なんです。

セントルイスの連邦準備銀行が、
NYダウが世界で初めて計算された
1886年から2012年までの一日のリターンを
集計した度数分布表を発表しています。

ほぼ完全な正規分布というきれいな形で表れていて、
この仮説の正しさを追証しました。

これで、
株は将来がわからないランダムウォークをするのだから、
過去の株価から将来を予想するチャート分析の手法は
意味をなさないという事を証明できた事になります。

一方、チャート分析は意味があり、
それで確実に儲けることができる、
という人もいますね。

相場で勝ち続けている人がいるわけですから、
(チャート分析でない方法であれば)勝つ方法は実在します。

では、
チャート分析では不可能なのでしょうか?

不可能とは言いきれませんが、
かなり難しいでしょう。

99%は酔っ払いのようにランダムウォークするのだから、
チャート分析だけで儲かる手法が(あったとしても)
誰でも使っている並大抵の手法ではダメである事は
お分かりいただけると思います。

ただ、ヒントがあります。

%e5%9b%b31

図の分布をみると、
99%の区間(頻度)できれいに並んでいるのですが、
○で囲んだその先をみると、
いびつな点がある事に気づきます。

1%以下の頻度で起こる、
(一日+-5%もの)異常なリターンは、
統計学では説明できない、特異点です。

今年だって、ブレクジットやトランプで
2回も起こったこの特異点。

相場自体は、
いびつな行動をするときがあるということです。
その特異点を生かす手法があれば良いのです。

その手法が、別にチャート分析でなくても、
良いではありませんか。

では、その手法で、
誰でもできるものは、
果たしてあるのでしょうか?

これについては、
またいずれ続編を書きたいと思います。

寒くなってきました。
お体に気を付けて、忘年会シーズンを楽しみましょう。

奥村尚

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知らないでは済まされないロスカットの注意点

2016.11.23
prof_okumura

From:奥村尚
都内のオフィスより、、、

おはようございます。
奥村です。

突然ではありますが…

みなさん、ボージョレヌーボーのみましたか?

11月第3木曜日。
飛行機便なので割高な気がしつつも、
つい乗せられて毎年買ってしまいます。

毎年「偉大な..」評価されていますが、
いつも同じ(よく言えば新鮮な)味。

でも損した気にならないのは、
どこかに満足感があるからなんでしょうね。

損といえば、株の損は実に損した気分になりますね。
今日は、「損」について掘り下げてみます。

先週は売りに関する実務的な計算をお伝えしました。

その中で、上げの利食いの計算と、
下落時(もしくは相場上昇に関わらず手持ち株が上がらない時)の
損切の計算の考え方が異なることをお伝えしました。

では、なぜ、
こうしたいろいろなノウハウや本が(あまり)ないのでしょう?

理由はいろいろあるのですが、
まず、”こうしたノウハウを示せる需要が少ない事”でしょう。

「買い」であれば、株に興味のある誰でも対象になり、
相手が多いのですが、

「売り」となると、
既に買っている人だけが対象になりがちなので、
需要相手(マーケット)が極端に小さくなり、
商売にならないことがあげられます。

もうひとつは、
買い手法の欠点があらわになることでしょう。

あるノウハウや手法に従って買った場合、
買った値段よりも安くってしまうケースがあります
(供給者からみるとこれは困る)。

そこでノウハウ提案者は考えます。

買いは売りを伴わなければ損が確定しない。
損が確定しないうちは
(トレード途中であり損ではないのだから)、
要するに欠点は表に出ないので都合が良いのです。

欠点が出ないように
こっそり工夫をして実績をアピールして、
いかにも成果が出た、という手法はゴロゴロありますね。

トレードは、勝率100%というのはあり得ません。
損もするものです。
(実は勝率100%のトレード手法は、
絵に描いた餅で良ければ存在しますが、ここでは触れません)。

トレードで成功するには、「損をしない事」ではなく、

「損を受け入れ損をコントロールすること」なのです。
(勝率を上げることは最重要ですが、今回は触れません)。

トレードで成果を上げるには、
まずは損失を大きくしない事が重要です。
特に、一回のトレードで大きな損をさせてはいけません。

  * * *

たとえば、一回15% 損するとしましょう。
100が100×0.85=85になりますね。

すると次(2回目)は”85″からのスタートになります。

2回続けて失敗すると: 85×0.85 =72.3 です。

3回続けて失敗すると: 72.3×0.85=61.4 になります。

つまり…

元本の4割近くを失うのです。

もし、1000万円運用していると、
3回の失敗で”614万円”になります。
これは厳しい数字です。

新しい元本614万円を昔の元本1000万円に戻そうとするなら、
⇒ 1000÷614=1.63

実に“63%”も稼がないといけません。

しかも、それだけ稼いで昔の元本に戻るだけ、
という精神的なきつさもあるでしょう。

 * * *  

では、どのくらい損してきたら売りを意識するとよいのでしょうか?

これは、人によります。
投資資金の規模、目的、投資期間、ベテランか初心者か。。。

  * * *

それでは答えが見えないので、
「個人投資家、初中級、運用資金1000万円」という前提で、
模範的な答を考えてみます。

ズバリ、1回のトレードの損失5%以内
(多い人でも10%以内)だと思います。

1回の損失が5%であれば、
4回連続損しても、

100×.95×.95×.95=85.7%です。

1000万円が857万円に減りますが、

これを1000万円に戻すためには、
新しい元本857ですから、
1000÷857=1.17

たった”17%”稼げば元に戻るのです。

この程度であれば、失敗したやり方を反省し、
新しい挑戦をする気になるでしょう。

うまくいけば1回の勝ちで挽回できますから。

(ちなみに、1回10%の損失だと、
3回連続して失敗すると
1000万円は729万円になります。

元本回復まで
1000÷729=37.2%
稼ぐ必要があります。

このくらいまでの負けが、今後も気力が続く限界と想像します。)

  * * *

こうした損切売りは“機械的に判断する”に限ります。

思い入れ=思い込みで
損が拡大する事がありますから、

気持ちで左右されないように、
あらかじめ決めたルールにより
機械的に判断するのが良いのです。

ここまで説明してきたロスカットの考え方は
“マネーマネジメント”と呼ばれているノウハウで、
とても重要です。

これができている人と、できない人は、
継続的な成果が断然違ってくるのです。

株は、まずは「買い」から入りますから、
「買い」に重点があるのは当然です。
良い銘柄さえ選べば必ず得をする。

しかし、失敗を失敗と機械的に認識し、
それを上手に処理することもまた、
「明日のために」必要なのです。

明日がある事。
それが、成功の秘訣だと思います。

それでは、次回をお楽しみに

奥村尚

PS.
今週末の私のセミナーですが
キャンセルの方がいらっしゃいましたので
現在、2席空きがあるそうです。

分かりやすく伝えようとしても
文章ではなかなか難しこともあります。

今日のブログだって話せば5分もかからない
内容ですがこれだけの長文になってしまいます。

投資・金融についての面白い話を
たくさんしようと準備しておりますので
興味のあるかたは是非ご参加ください。
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実例で見る、売りの判断とその理由

2016.11.16
prof_okumura

From:奥村尚
都内のオフィスより、、、

おはようございます。
奥村です。

大統領選から、はや1週間。
相場も激震から激伸へ、ものすごい変わりようですね。

大統領選のような相場の場合、
事前にいくらまで下がるか(上げるか)、
下げたその後どうなるか、
明確にシナリオを組み立てると、成功しやすくなります。

先週、このブログでも少しだけ触れましたし、
僕が主宰する塾のfacebookでも買いの商品や
タイミングをサポートしましたが、儲けていただけたようです。

さて、先週にお伝えしたように、売りについて書かせていただきます。

売るからには理由がありますね。

ひとつは利食い、もうひとつは損切です。
では、どれだけ高く(安く)なったら、売ればよいでしょう。

みなさんは、どうやって判断されていますか?

僕の推奨銘柄であれば、
目標株価とその達成可能性が数値化されているので
わかりやすいのですが、それがなくっても、大丈夫。

実例で説明しましょう。
簡略化するため手数料や税金は考えません。

* * *

例1.
2月17日に1000円で東証一部のA社株を買いました。
4か月後の6月16日にA社株は1100円になりました。
今1100円で指値で売れるものとします。

<計算>
(1100-1000)=100円が利益です。
収益率は、100円÷1000円=10%ですね。
4か月(3分の1年)で達成できるのですから、
年率に直すとその3倍、30%になります。

<判断>
売り、が良いと思います。

年率30%は十分に利益があると考えてよいので
売る価値がある、と判断できます。

* * *

例2.
A株はもっと上がると思い6月16日に売らず
10月16日まで待ってみました。
10月16日は1010円になりました。

<計算>
(1010-1000)=10円が利益です。
収益率は、10円/1000円=1%ですね。
5か月(5/12 年)で達成できるのですから、
年率に直すと(12/5 掛けて)2.4%になります。

待つか?売るか?迷いますね。

<判断>
売り、が良いと思います。

「あぁ、6月に売っておけばよかった」
5か月も株式をもって2.4%しか利益がないのはものたりない。
それでも損が発生しないうちに売る価値がある、と判断できます。

* * *

損が発生するケースを考えてみます。

例3.
A株をずっと持ち続け、11月16日に950円になりました。

<計算>
(950-1000)=-50円が利益(つまり損失50円)になります。
損をしている東証1部株はTOPIXと比べてみます(TOPIXは実数をいれました)。

topix A株
2月17日 1282 1000
6月16日 1241 1100
10月16日 1352 1020
11月16日 1401 950

2月27日を100とすると、こうなります(指数化といいます)。
topix A株 差(%)
2月17日 100 100 0
6月16日 96.8 110 +13.2
10月16日 105.5 102 -3.46
11月16日 109.3 95 -14.3

<判断>
売り、が良いと思います。

株式が市場平均に-10%以上負けている場合、
通常は売り、と判断してよいでしょう。

* * *

いかがでしたか。実は最後の例3には続きがあります。

特定の銘柄Aが市場より大きく下げてい場合、
それはA社固有の理由で下げていると判断できますね。

その理由が瞬間で終わるのか
長期化しているかを明確に特定することもできます。

また、僕の推奨銘柄の場合は到達株価と
その到達可能性を数値にしているので、
売りの判断は容易です。

こうしたトピックは、また別の機会にしたいと思います。

それでは、次回をお楽しみに。

奥村尚

PS.
現在募集中のセミナーでは
僕の推奨銘柄の考え方を説明していきます。

銘柄推奨の裏付けとなる理論や
システムを解説するようなセミナーは
なかなか無いと思います。

こういったプロの考え方を学ぶことは、
個人投資家のみなさんにも
とても役立つ知識となるはずです。

もちろんその他金融関連の話も
僕なりに凝縮してお伝えする予定ですので
楽しみにご参加ください!

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どんな時も存在する売買の2つの価値要素

2016.11.09
prof_okumura

From:奥村尚
都内のオフィスより、、、

おはようございます。
奥村です。

昨夜から本日にかけてビッグイベントがありますね。

もしかすると、既に始まった開票の速報が
どんどん届き始めているのではないかと思います。
今回は8年に1回の本当の大統領選、
前回は初の黒人大統領誕生の時でした。

今回は相場としては懸念材料視され、
この数日も大きく市場を動かしてきたイベントです。

しかし、今日を過ぎると、どっちがなるにせよ決まります。
不透明感がなくなるわけです。

もしBRexitの時のように1000円も下げるようなことがあれば、
絶好の買い時になるでしょう。

僕も、おそらく徹夜で、TVに見入っている事だと思います。
このようなイベント時の市場の動きにはいつも興奮してしまいます。

また来週以降にでも僕なりの見方と感想を書かせていただきますね。

さて、本日は売りについてです・・・

株の売買(あるいは先物やオプションの売買)
いいかえるとトレードは、
二つの価値要素があると思うのです。

ひとつは、トレードそのものを味わい楽しむ価値です。
もうひとつは、経済利益の実現です。

トレードを味わい楽しむ価値というのは、
趣味に近いもので、お金には代えがたいものでしょう。

数年前、僕がファンドを組成した時、
知人に会社を起業しその会社を上場(IPO)させて
成功した方がいたので、

僕のファンドに運用資金を出資して頂けないか
持ちかけたことがあります。

その方に
「あなたにお金を預けると楽して増やせるのは
 承知しているが、私の楽しみをとらないで欲しい」
と、やんわり断られました。

その方は、自分でトレードをしたいのですね。
これは、パチンコと似ています。

自分でプレイするからこそ、楽しい、
そんな要素が、トレードでは存在します。

もうひとつの、経済利益の実現。
これについては、言うまでもないことでしょう。
投資資金をつぎ込む以上、一定の儲けがないと
やる意味がありません。

安く買い高く売る(もしくは高く売り安く買う)
というのがトレードの基本です。

これをやって利益を確定できて、
はじめてトレードという仕事をお金に変換できるのです。

買い、については、いろいろな流派があり、
何を買うか、いつ買うか、いくらで買うか、を
決定する方針や考え方は
恐ろしいほどたくさんあり、
優位性を競っています。

(買いの)銘柄選定の名人、
(買いの)鉄人のような方は
よくネットで見かけますし、
ノウハウ本もたくさんありますね。

ところで売り、はどうでしょうか? 
買いの情報に比べ、遥かに少ないのではないでしょうか?

買いと売りは、一対になるもの。
どちらの重要性も同じはずです。

しかし、
(売りの)超人、(売りの)達人のような方は、
なかなかみかけません。
本も、みかけません。

なぜ、売りに関する達人がいないのでしょう。
売りに徹した本がないのでしょう。

上手に売るノウハウはあるのでしょうか?

これについては、少し長くなるので、次回にお伝えしたいと思います。
では、来週をお楽しみに。

奥村尚

PS.
先月行なった私のセミナーが
再び開催できることになりました。

またブログの読者のみなさんに
お会いできることになり
とてもうれしく、楽しみにしています。

私の運用システムの説明と合わせて
金融の本質的なところを
かいつまんでお伝えします。

開催は月末ですので、
そのころには大統領選の経過を踏まえて
お話も出来るかと思いますので、
興味のある方は是非ご参加ください。

コチラからお申込みください


カーペンターズは好きですか?

2016.11.02
prof_okumura

From:奥村尚
都内のオフィスより、、、

おはようございます。
奥村です。

今回は、少し相場を離れてみます。

先日、車を運転していた時。

カーステレオから、カーペンターズのイエスタディワンスモアが流れてきました。

1973年のヒット曲ですね。
昔を思い出してその気持ちを歌う内容ですが、
そのメロディーの美しい事。歌詞の繊細な事。
思わず、聞き惚れました。

この曲を聞いて思いました。
この時代は、美しい曲がたくさんあったなぁ、と。

エルトンジョンの黄昏のレンガ路、
ロバータフラックのやさしく歌って、も同じ年ですね、

このころの曲は、メロディが美しく、テンポも穏やかです。
リズミカルさはあまり重視されませんでした。

反して、現代の曲は、
ビートが効いていてリズミカルで、アップテンポです。

ズンズンくるベースとバスドラムの音が気持ちよく、
ドライブも楽しくなりますね。

しかし、メロディーラインは重視されません。

こうした傾向は、洋楽、邦楽共に共通しています。

いつごろから変化してきたのでしょうか。

僕の記憶では、1980年代から、
徐々にビートをズンズンきかせるディスコミュージックが市場を支配してきてきました。

でも、70年代のディスコ音楽は、メロディアスでしたね。
サタデーナイトフィーバー(映画)とか、
アースウィンドアンドファイアは、それほどリズムをビンビンさせません。

僕の感じでは、マイケルジャクソンくらいの時期から、
変化が出てきた感じがします。

That’s reminds me.それで思いました。

ふと、トレードもそうだな,と。

あの時代、日経平均は5千円。
客は電話で取引していたはずです。
東証には場立ちがいて、独特の手話で商いをしていました。

注文から約定まで、けっこうな時間がかかったことでしょう。

買ったらしばらく待つ。
そして、上がったら、ゆっくり売って、
また次回の材料をさがす。

そして今、東証は完全に電子化され、
僕らはネットを使い、
すさまじいスピードで取引できるようになっています。

そう、テンポよくスピーディでフラッシュのようなトレード。

どちらがいい悪いではなく時代の相違なのですが、

Every sha la la la Every Wo o wo o
今でも輝く(still shines,)

それがあの時代(It’s yesterday once more)

なんですね。

たまにはゆっくり、
買ったら上がるまで2,3か月待つのもいいではないですか。

やっぱり相場を完全に離れることはできませんしたが…

All my best memories

Come back clearly to me

この曲は、家でゆっくり聞きなおしてみることにします。

それでは。

奥村尚

PS.
先週、開催させていただいた私のセミナーへ
お越しいただいた皆さま、
ありがとうございました。

とても熱心な方ばかりで私にとっても
大変、有意義な時間となりました。

今回ご参加いただけなかった方も
また機会がありましたら、お会いしましょう。